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櫻井 海都

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ブラック企業における退職者の理由のほとんどがクラッシャー上司によるもの

2014年06月20日

私が就職したブラック企業の社員が退職する理由の9割がクラッシャー上司によるものだと言われていた。なぜ、そう言いきれるのか?それは密告者による密告から判明した。

 

それでは密告者とはどのような存在であるのか。実はどんなブラック企業といえども極めて稀にそんな過酷な環境に適応できる社員もいる。私が就職したブラック企業でも同じようにうまく適応している社員が数名程度だがいた。

 

”密告者”は一般的な感覚を持ちながらもブラック企業に適応することが出来る数少ない人材といえる。

 

”密告者”はブラック企業に適応しているからこそ、組織に染まった人間、染まり切ることができない人間の双方の間をとりもちお互いにとって有益な情報をもたらしてくれる。

 

”密告者”は、社内向きは中間的な立ち位置を示しているが、実際はどちらかに偏っていることがある。つまり染まった人間側、染まり切ることが出来ない人間側、公にはしていないがそのどちらかの立場に偏っている。

 

私が仲良くさせて頂いた”密告者”はもちろん染まり切ることが出来ない側の人間だった。だからこそ、かなりのぶっちゃけた内容を私に教えてくれたし、もしかしたら彼がいなかったら私はうまく言いくるめられブラック企業に酷使され続けていたかもしれない。

そして”密告者”が教えてくれた、その中の情報のひとつに、私が就職したブラック企業を退職する理由のほぼ100%が噂のクラッシャー上司によるものということがあった。

 

私の就職したブラック企業のクラッシャー上司は、自分の意見を絶対に曲げなかった。自分の主張は全て正しいと思い込んでいるため、それらに対して反論しようとするものなら、何も言い返せなくなるくらいの勢いで捲し立て自分の主張を強引に押しつけ、最終的には、自分の都合のいいようにいいくるめる。

 

確かに客観的な立場に立ち、クラッシャー上司の話をきくと彼らのいうことは論理的には正しく、その内容に対し反論し論駁(ろんばく)することは非常に難しい。

 

私も、クラッシャー上司と1時間以上電話で言い合いになったことがある。だが、彼は一切譲歩しようとしなかった。自分の意見を一方的に押し付け、こちらの意見をきく耳を一切もっていなかった。挙げ句の果てに「おまえ、それ本気で言っているのか」と半ば脅迫めいた言葉を畳み掛けられた。

 

非常に悔しいことだが、彼らのいうことは論理的には正しく、業務遂行の上でも正しい。ただ明らかなコミュニケーションスキルの不足から問題点は生じているのかもしれない。

 

簡単に言えば能力が偏っているのだ。

 

”専門的知識や業務知識は豊富で、社外の人脈関係を多く持っている場合も多く、個人としてプレーする場合は極めて高い能力を発揮する。そのため昇進する機会が多いが、人を率いる上司としては部下の指導や育成、マネージメント能力の点で致命的な欠如が見られ、ひたすら部下に対して短期的に成果を上げることを激しく迫ることによって部下を精神的・肉体的に疲弊に追い込む。”

 

まさしくWikipediaにある情報の通り。プレイヤーとしては極めて高い能力を持っていた。社外の仕事に付随する人脈を多く持っており個人として活動する分には会社からしてみれば極めて優秀な人材だったと言えると思う。

 

ただマネジメント能力にかけており、祝休日かかわらずかかってくるクラッシャー上司からの叱咤を目的とした電話により精神的、肉体的に疲弊し、多くの社員は退職をよぎなくされていた。

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