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櫻井 海都

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【ブラック企業体験談】ブラック企業ではしばしば意味の分からない昇格が行われていた。

2015年01月13日

私が転職したブラック企業では、営業1部と、営業2部があった。もともと3部も存在していたのだが、私が転職し、数ヶ月もすると3部はなくなっていた。だからこのブラック企業体験記録を読むとそこが入り交じっており、営業3部が存在しているパートと、存在していないパートがある。

 

ではなぜ3部がなくなったのかというと、答えはブラック企業ならではのユニークな事情が垣間見える。

 

この話には、もともと新卒(高卒)で入社した松堀の存在が欠かせない。何を隠そう、営業三部の部長は松堀だったからだ。松堀は高校卒業後、新卒(高卒)でブラック企業に入社した。

 

物流畑での採用だったようだ。松堀は配送として新卒(高卒)から10年間ブラック企業で働いてきた。だから松堀にとって会社とは、私が転職したブラック企業であり、それ以外の何者でも無い。つまり、松堀はブラック企業しか知らない為、それがスタンダード。だからこそあらゆるところでややこしい面があった。一般的な常識が常識ではないところがあり、非常にその手のやり取りに困った。

 

例えば、内密の話が一切出来ない。松堀は管理職であり、だからこそどうしても相談しなければならない面が出てくる。しかし、どんな些細なことでも松堀に話したが最後、次の日には会社中に相談内容が知れ渡っている。だからうかつに相談する事が出来ない。

 

管理職ならば、上に報告すべきところと報告をせずに黙っておくこと、両方兼ね備える必要があると思う。むしろそれが当然であり、なんでもかんでも上に吸い上げるのが管理職の役割ではない。だが松堀はなんでもかんでも上に上げる。松堀は、それを風通しの良さと言う意味合いで表現していたが、つまるところそれは自分が責任をもつことができない、責任を持てない事に他ならない。

 

やくざのような顔をしているが、それに似合わず、全く使えない上司だった。そしてその松堀が営業三部の部長なのだが、実は彼は営業の経験がない。なのになぜか営業三部の部長として居座っていた。

 

これには、ブラック企業改革派の増山もものすごく反発したらしい。もともと増山は同業界からの転職者だ。だから業界の事情を知っているからこそ、増山は反発した。実はそれにはある事情があった。

 

営業三部の部長である松堀は転職を考えていた。そう、松堀はブラック企業を辞めようとしていた。それをみたブラック企業の管理職たちは松堀を引き止める作戦に打って出た。つまり給料をあげること、そして部長のポストをつくること。だから松堀を一応納得させ、退職させない為につくられた部署、そんな事情でつくられたのが私が最初所属した営業三部ということになる。

 

事実、松堀が営業らしい活動をしているところをみたことがない。クライアントももっておらず、営業三部の部長は名ばかりで、なぜか営業部の部長であるにもかかわらず、実質は物流の方に口を出していた。

 

つづきはこちらから【ブラック企業体験談】私が転職したブラック企業でも仕事が全くできないにも関わらず創業者一族は異例の出世を遂げていた。

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