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櫻井 海都

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【ブラック企業体験談】広がるクラッシャー上司による私への包囲網。

2015年04月15日

ここからブラック企業での私の転落が始まることになる。私の知らないところで置きた些細なミスにより、私は次第にクラッシャー上司に追い詰められていくこととなる。

 

しかもクラッシャー上司は私に直接言うのではなく、他の社員を利用して私に間接的に伝えるという手を使ってきた。何故なら白髪のクラッシャー上司が私に直接何かを話すと、すぐに副社長のシゲキに報告される為だ。そのためある程度の役職のついた者を仲間に付け、その役職者から私に伝えるという方策をとっていた。

 

そのようにして、クラッシャー上司から私への攻撃がはじまった。

 

それからというもの、ちょっとしたミスでもかこつけて、その役職者から間接的に私に指導が入るようになった。それは明らかにクラッシャー上司しか知ることの出来ない内容だった。その包囲網は取引先にも及び、私の動きに関する些細な情報でもクラッシャー上司のもとへと集まる体勢をつくりあげた。例えば仕事上どうしても取引先に確認し、内容を確認しなくてはいけないことがでてくる。

 

私以外からの問い合わせに関しては基本的にスルーなのだが、私が問い合わせた時だけ厳しくチェックが入るような体勢をクラッシャー上司はつくった。徹底的に監視するという方法だ。

 

そのため、仕事がやりにくくて仕方がなかった。どんなことでもクラッシャー上司に報告が入るため、うかつに問い合わせができなくなった。なぜなら、外部の取引先はすべてクラッシャー上司の味方であり、それは何故であるのかと言えば、基本的にクラッシャー上司によって主要取引先が決まるからだった。

 

つまりはどの商品を重点的に売っていくのか等は、外部に対しては全てクラッシャー上司の手に握られるようにみせている。前もかいたように、現実は、それぞれが好きなものを売っているだけなのだが、あくまで外部に対してはそういうことになっている。

 

お金がらみの引き合いがあるため外部取引先からすればクラッシャー上司と手を組んだ方が都合が良い。当たり前のことで、外部には社内の事情なんて一切関係ない。

 

しかし私も、これら一連の動きはクラッシャー上司からだということはわかってはいるものの、本当にクラッシャー上司からの提言なのか、証拠が無いため、どうすることもできない。

 

その後、私はどんどん追い詰められていくこととなる。

【ブラック企業体験談】理不尽な些細なミスにより、追い込まれることになった私。

2015年04月14日

ある日、私は仕事上のミスをした。それは些細なミスだった。特定される恐れがあるため詳しくは書くことが出来ないが、それは些細なミスだった。私の前任の担当である社畜社員諏訪からの引き継ぎがうまく言っていなかったことによるミスだった。

 

もちろん私には非はない。

 

ただ、クラッシャー上司はそこに目を付け、私に責任があると非難した。私は電話で1時間以上に渡り、クラッシャー上司と話し、ことの成り行きを話した。しかし、クラッシャー上司はどうしても私に責任があると押し付けたいと思っているようだった。

 

私が何を言おうがクラッシャー上司の言うことは疑いようのない事実であり、一見すると正しいことのように思える。

 

咎めるのならば、そういう契約をした諏訪を咎めてくれ・・・そしてそれを伝えなかった諏訪を処分してくれ・・・といいたかったが、その諏訪は既に退職しており会社にはいない。

 

では誰に責任を・・・と言った時に、それは全て私の責任となった。考えてみればそれは当然のことであるのだが、全てを全て私の責任にするのは非常におかしい。私は引き継ぎの際、何度も時間をつくれないものかとクラッシャー上司に対して提言していたし、このままでは絶対に漏れが出ている可能性が高いので、忙しいかも知れないが、漏れの無いような引き継ぎの仕方を考えてほしいと何度も何度も毎日提言していた。

 

だからこのミスは、上司の監督不行届であるし、引き継ぎの際、その契約に関する一切の伝えられていなかったのだから、その契約について知る由もない。

 

それを未然に防ぐのが上司であり、そういう情報は知っておくべきである情報だ。

 

しかし、それをクラッシャー上司も知らず、もちろん私も知るはずはない。だから、起こるべきして起こった事象であるから、諏訪、もしくはクラッシャー上司が責任を取るべきことのように思う。

 

結局、その会社との契約は破棄されてしまった。

 

そして全責任は私に押し付けられると言うことで話しがまとまった。

【ブラック企業体験談】幸か不幸か、私の提言により、クラッシャー上司は社内で「人格的に問題がある」というレッテルを貼られることとなった。

2015年04月12日

私の密告を、クラッシャー上司がよく思うはずはない。しかし、クラッシャー上司の態度は予想に反し、違うものだった。それは今回ばかりは、直々に副社長のシゲキから白髪のクラッシャー上司に連絡が入った為だった。

 

それにはブラック企業の副社長のシゲキと、クラッシャー上司のブラック企業ならではの複雑な関係による。実は副社長のシゲキは前々から白髪のクラッシャー上司のことをよく思っていなかった。シゲキも馬鹿ではないので、クラッシャー上司により、何人もの人間が退職に追い込まれていったことを知っている。

 

退職の理由はそれぞれ違うものだが、その根底にはクラッシャー上司の存在がつきまとっていたことをシゲキは認識している。だからこそ、どうにかしてこの状況を変えるべきだと思っていたようだ。

 

副社長のシゲキは、この後、白髪のクラッシャー上司を何度も本社に呼び出し、何度も何度も話し合いの場を設けたようだった。内容は、複数の社員よりクラッシャー上司が原因で会社を辞めた人間が大多数であることを棚に上げ、もっとしっかりとマネジメントをするように、というものだったようだ。

 

処分こそは下されなかったものの、今後態度を改めないようであれば、それ相応の処分を下すという含みを持たす内容だった為、今度ばかりはクラッシャー上司はおとなしくせざるを得ないようだった。

 

幸か不幸か、社内的には、クラッシャー上司は「人格的に問題がある」というレッテルを貼られ、そしてそれにより、どんどんとクラッシャー上司による被害が減っていった。

 

また、私は、今後同じようなことがあれば、クラッシャー上司を通さず、直接副社長のシゲキに連絡するようにと伝達された。しかし、このことが裏目に出ることはこの時は、知るよしもなかった。

【ブラック企業体験談】・・・オワリのハジマリ。

2015年04月12日

実はそこで私が社長にどんな提言をしようと、何も変わらないことはわかっていた。それは、ブラック企業の密告者斉藤から情報を仕入れていたことに関係する。

 

今まで、数多くの人間が、ブラック企業の社長に会社のおかしいところを正してほしいと、提言してきた。その時は、一瞬よくなるのだが、すぐに風化し元通りになる。だから要するに良くなった兆候はみせるものの、結局はまた元通りになる。その繰り返しだったという。

 

唯一の成功例が増山の密告による、クラッシャー上司の一人、パワハラおじさんの本社片隅への左遷だった。長い年月をかけパワハラおじさんだけは本社の片隅に左遷することが出来た。

 

だから今度もまた同じに違いない。結局は何も変わらないのだろうな・・・私はそう思っていた。一応は社長の責任と言うか、社長だから社員の悩み相談にはのってあげよう・・・そのくらいに思っているのだなと思っていた。だからこそ、半ば諦めムードだったということもあり、私は事実だけを話すことが出来たし、どうすれば改善されるのか、その考えを述べることができた。

 

案の定、すぐにその話は白髪のクラッシャー上司へと伝わり、誰によりその話があったのかも全て筒抜けで伝わった。つまりは私によりそういう話が密告されたと言う事実が会社中に伝わることとなった。

 

もうその時点で密告ではないのだが、それが私が勤めることになったブラック企業の恐ろしいところだ。誰に言おうと、それが社長であろうと、包み隠さず、全ての人に伝わるという風通しの良さ。

 

こういうことを、風通しが良いと言うのかどうかわからないが、ほどなくして私が社長に報告した事実がブラック企業に勤める全社員に伝わることとなった。

 

もちろん、その事実を白髪のクラッシャー上司が面白いと思うわけがない。かくして、社長の密告ばらしにより私と白髪のクラッシャー上司による社内バトルの戦いのゴングが正式に鳴り響くこととなった。

【ブラック企業体験談】クラッシャー上司を交えての三者間協議・・・ここから私の逆襲撃が始まる。

2015年04月06日

私の体調は悪化の一途を辿るばかりだった。この先のことを考えるといてもたってもいられなくなったのだ。そして私が体調を壊したのとほぼ同時に、Kも病気を患った。そう思っていた折、しばらくすると、私は会社の会議室に呼び出された。そこにはKもいた。そして営業二部の部長、それに松堀までもがいた。

 

どうやら松堀の取り計らいで、三者間協議を開いたらしい。

 

なぜかそこにはブラック企業人事担当者の村田もいた。どうやらこの三者間協議は会社の中で大事となっているらしい。三者間協議の内容はどうやら両者の相互理解並びに和解のためだとのことだった。

 

しかし、その協議は一方的にクラッシャー上司スネークによって意図的に操作される内容で終わった。全てがクラッシャー上司スネークにとって都合よく解釈され、私たちに一方的に同意を求める内容だった。

 

状況は私たちに不利に働き、ついには2時間ほどがたち、時間だということで終わった。

 

私は納得のいかない様子で部屋を出て、それはKもまた同じだったように思う。

 

しかしこのあと、思いがけないところから私のクラッシャー上司への逆襲劇がはじまる。