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櫻井 海都

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【ブラック企業体験談】遂にクラッシャー上司に目を付けられる私。ことの発端は松堀の報告によるものだった。

2015年04月05日

私とKが松堀に真実を話したその日、営業部の飲み会があった。
この飲み会は前もって計画されていた飲み会だったので急遽開かれたわけではない。しかしこの飲み会により私とクラッシャー上司の関係は大きく変わっていくこととなる。

 

飲み会には、松堀が出席していた。私ははじめ、20人以上いる営業部員の端の席を陣取っていたのだが、飲み会の最中クラッシャー上司によって呼ばれ、クラッシャー上司のすぐ近くの席に移動することとなった。

 

そして私が移動したことによりクラッシャー上司スネークによる私への攻撃が始まった。そして、それはなんの前触れも無く突然始まった。

 

「おい、お前」クラッシャー上司は私の方に蛇のよな睨みを利かせて私に言う「知ってんだぞ、お前がオレのことを会社の上の者にちくっていること」私は一体何のことだかよくわからなかったのだが、次の言葉で全てを悟る「この前の会食のこと、お前松堀にちくっただろ」私は松堀の方をみる。

 

しかしそのとき松堀は電話をしており、その話の輪の中にはいなかった。「お前、オレのことを上司と認めていないといったようだな」更にクラッシャー上司は続ける。「オレは全部知ってんだぞ、お前たちが今日どんなことを話したのか」そこで松堀がかえってきた。しかしクラッシャー上司スネークはそれを気に留める様子も無く続けた「オレのもとにはな。逐一社員がどんなことを言ったのか全て情報が入って来るんだよ。あまりオレをなめない方が良いぞ」

 

その後は急に公の場での「詰め会」に変わった。そして周りにいる社畜社員はそんなクラッシャー上司に詰められる私を見て見ぬ振りをしていた。私は居たたまれず、トイレに行くと良い席を立ち、その場を離れた。そして戻ってきた時には違う席へと着席したのだが、それをクラッシャー上司スネークが見逃すわけはない。

 

しかし、私も意地になりその誘いには応じなかった。すると、後で聞いた話なのだが、それからも私の悪口をクラッシャー上司はみんなへの当てつけのように言い散らしていたという。もちろん松堀もそれを聞いていたようだ。しかし松堀は特別フォローに周るわけではなく、聞かぬふりをしていたようだ。

 

そして、その松堀の態度に気がつかなかった私はここでヘマをすることになる。私は松堀の携帯にメールを入れたのだ。

 

「松堀さん。ご覧頂いた通りです」

 

そもそも、メールを入れたこと自体が間違いだった。私がそのようなメールを入れたことがまた、クラッシャー上司に伝わることになったのだから。そして状況はこの先悪化の一途を辿るばかりだった。

【ブラック企業体験談】運命のイタズラ。こうして私はクラッシャー上司を敵に回すこととなった。

2015年04月05日

クラッシャー上司を牽制する為に、私はブラック企業に入社してから初めて会社を休んだ。そして私が会社を休んだ次の出勤日にブラック企業に出社したが、もちろんとくにかわりはなかった。いつも通りの日常が流れていく。

 

こんなことで何かがかわるはずがない。そんなことは百も承知だったのだが、これほどまでに意味の無かった行為ということがわかると、私たちが考えた作戦とは一体なんだったのか・・・いささか、意味のない行いで思いつきに過ぎず、単なる幼稚な手段にすぎなかったのではないだろうか・・・そう思わざるを得なかった。

 

また一日会社を休んだことにより、仕事は相当数たまり、一体私は何をしたかったのだろう・・・と思わざるを得ない日が続いた。

 

それからしばらくしたある日。私とKはブラック企業で開催している通例のイベントのために、朝から手伝い係として都内某所に呼ばれた。午前中の手伝いを終え、会社に戻ろうとした時、私とKは会場に来ていた松堀と一緒に帰ることになった。

 

そして会社へ帰る時間をこの松堀と過ごしたことにより、私たちの状況は大きく動くことになった。

 

松堀によると、クラッシャー上司との会食のことは社内でも話題になっているらしかった。なんでもブラック企業の幹部が集まる朝の集会でその会食が話題になったという。

 

そして松堀により「素晴らしい会食であった。二人とも悩みを打ち明けてくれ、親身に相談に乗った」と報告されていることがわかった。私とKは一瞬目をあわせ、一体何の話をしているのだろうとお互いの目をみてアイコンタクトをした。

 

しかしどうやら先日私とKが出席した会食ということがわかると、私とKは真実を話していいものかどうか思い悩んだ。実は相談会ではなく単なる詰め会、それも仕事のことではない単なるクラッシャー上司の憂さ晴らしの場。

 

そんな真実を話していいものかどうか・・・私はその場で、思い悩んだが、もしかしたら・・・と思い、全てを打ち明けることにした。
すると松堀の目が変わった。

 

「君たちの話が真実ならばこれは大変なことだ」といい、その場で話を重ねた結果「それでは君たちにひとつだけ質問がある」と私たちに問うてきた。

 

それは「クラッシャー上司に上司としての器があると思うか」という質問だった。私とKは正直に「ないと思う」と答え、それならばと「どうしたら良いと思う?」と聞かれた。

 

私とKは「まずはクラッシャー上司を今の部長と言う座から降りるべきだと思う」と話した。その後松堀はこう言った「貴重な意見をありがとう。一応は断っておくけど、このことは僕の上の人間、つまり副社長のシゲキさんと社長にあげさせてもらう。それでいいかな」と言った。

 

私とKはこれまでの経緯により、返答に困ったが、もしこのことで物事がいい方に変わるのなら・・・と「お願いします」と答えた。しかし、この松堀とのやり取りが、その後の私のブラック企業での人生を大きく変えるきっかけとなった。

 

そしてそれは、同時に私がブラック企業で過ごした壮絶な地獄の日々のはじまりを意味していた。

【ブラック企業体験談】クラッシャー上司との会食・・・次の日、私は、はじめて会社をさぼった。

2015年04月05日

私とKが白髪のクラッシャー上司スネークと会食をした次の日、私は会社を休んだ。
昨日の会食で、私こそKのようには詰められてはいなかったのだが、今まで描いていた会社に対しての疑惑は深まり、一体私は何をしているのだろうと考えた結果、仕事に対してのモチベーションが著しく下がり、ちょっと会社と距離を置き今後のことを考えたいと思った。

 

また、昨日の会食が終わってから、実は私は場所を変えKと飲みなおし、今後の作戦を練ったことがひとつの理由だ。白髪のクラッシャー上司との会食が終わってから私たちの会社に対しての不満はついに爆発した。

 

今まで理性でなんとか押さえつけていたもの、今回の意味のない、わけのわからない会食により私たちの怒りはついに爆発した。今後私とKでこの理不尽なブラック企業をなんとかしていい方向に変えていけないだろうか・・・私とKはその場でアイデアを出し合った。

 

そのひとつが、とりあえず、この問題を表面化することだった。そして社内にいる信頼できる人間を徐々に巻き込むことで、私たちの勢力を集めクラッシャー上司と対峙する。人数は多ければ多いほど良い。

 

とは言え、私が転職したブラック企業では、それを行動に移すのには非常に難しい問題があった。それは前述した通り誰かに相談すれば、すぐにその情報がまわり、何もかもが筒抜けになるというブラック企業独特の文化による。

 

だから、一旦誰かに相談すれば最後、それは全社員に伝わることを意味する。ではどうすればいいのか・・・信頼できる人間は数名だがいる。でも、どうきっかけを作るのか・・・とりあえず、社内の誰かにこの危機的状況を感知してもらわなければならない。

 

今日の会食のことは全社員が知っている。だったら・・・その次の日にどちらかが会社を休んだとしたら、それにより牽制できるのではないか・・・ちょっとでもいい、社内のまともな人間が今日のことを感知してくれたら・・・稚拙だが、私たちが選んだ結論はそれだった。そして、あえて詰められていた、Kではなく私が会社を休むということにした。

 

だから、無理していけば会社に行けないことは無かったのだが、私は意図的に会社を休んだ。

 

かくして、私とクラッシャー上司との戦いの火ぶたは切られた。

【ブラック企業体験談】私はこうしてブラック企業の諸悪の根源であるクラッシャー上司と対決することとなった。

2015年04月01日

私のブラック企業体験記も遂にクライマックスを迎える。
全ては私とKが白髪のクラッシャー上司と会食をするところから始まる。私とKは白髪のクラッシャー上司と、全く使えない営業2部の部長に呼び出され会食をすることとなった。

 

そこでの会話は建前上は、私たちの悩み相談というものだった。しかしそれはあくまで建前であり、実際の会話とは大きく乖離していた。その実態はふたを開けてみれば単なる「詰め会」。しかも仕事の詰め会ではなく、ご飯の食べ方がおかしいなどと言った、よくわからないことをあーだこーだ言われる詰め会だった。

 

私はそれに耐えていたのだが、遂にKがしびれをきらし、白髪のクラッシャー上司スネークに言い寄った。そこからはひどいものだった。完全なる個室で3時間に渡り、説教を受けた。しかも、お酒が入っているものだから、クラッシャー上司は普段のストレスをぶちまけるかのように私たちに強くあたった。

 

例えば、飲み方が悪い、食べ方が気に入らない、箸の持ち方がおかしいなど、全く仕事とは関係のない会話が繰り広げられた。私たちの悩みなど一切聞いてもらえず、一方的に詰められることとなった。

 

私はその場では黙って耐えていたが、私はこのことが発端となり、クラッシャー上司と、このあと対峙することとなる。そして、それは周囲を巻き込んだ社内戦争へと勃発していった。

【ブラック企業体験談】唐突に解体される営業三部。それにより白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下に置かれることになった私

2015年01月26日

それは唐突に訪れた。それが起こったのは私が諏訪のクライアントの引き継ぎをしている最中だった。突然私が所属していた営業三部が消滅したのだ。

 

以前も話したように私はブラック企業に入社した当初、松堀率いる営業三部に配属された。もちろん私の上司である諏訪も営業三部であり、営業三部が消滅するまで、あくまで営業三部として活動していた。

 

だから白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の存在は知っていたが、営業三部の部長はあくまで松堀であり白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)と直接関わる機会は週に一度開かれる営業会議、それに月に数回行われる社内イベントなどある特定の時期に限られていた。

 

では営業三部が消滅したことによってどのような弊害が私の身に起きることになったのか。

 

私と諏訪は営業三部が消滅したことにより、突然営業一部へと異動することになった。実はこれが一番の大きな変化なのだが、営業一部は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)が部長として君臨する部署だった。

 

だからこれで事実上、私と諏訪は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下に置かれることになった。

 

では営業一部に異動したことによりどのような変化が訪れることになったのか。一番の変化は監視が厳しくなったということだ。非常に矛盾していることなのだが、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は非常に繊細な性格でもあり、周囲の言動や態度などの変化に対して非常に敏感であった。また、うわさ話や社員をいじるためのネタを探すのが好きなくせに、周りに噂話などをされることに対して異常なる嫌悪感を示しており、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は常に周囲にアンテナを張り巡らせていた。

 

その包囲網をくぐり抜けるのは非常に難解で、社外の関係者、例えばクライアントはもちろん取引先メーカーなどに対しても非常に強固なパイプを築いており、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)に対しては、何もかもが筒抜けの包囲体勢を築いていた。

 

具体的に書くと特定される恐れがあるのでここでは具体的な事例を言うことが出来ないが、例えば、私が諏訪に指示を受け、関係者に電話連絡をしある物品を調達した。私は諏訪の指示を受け、諏訪の意向によりそれらを隠密に行なった。

 

しかし、何故か、私が行なったその一連の行為を白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は全て知っていた。それもその日のうちに私に連絡が入ってきており、これはどういうことだと厳しく私を咎めた。

 

私は諏訪からの指示だということを再三繰り返したのだが、それを行なったのは私であり、全ては私の責任であるとされた。つまり私は諏訪から意図の不明確な、よくわからない指示を受け、それに従い、実行したのだが、諏訪は何のお咎めもなし。全ての責任は私にあるとされた。(指示を受けた際、指示の内容を理解しようと質問しようにも、そんな機会と時間は用意されていなかった。時間が限られており、即対応が求められていたため、私は諏訪からの指示に従った)

 

普通はこの場合指示を出したのは諏訪であるのだから諏訪の責任になるはずであり、それは私の直属の上司が諏訪であることからも明らかであるように、一般的には上司が責任を負うものだと思う。しかし私が転職したブラック企業ではそれらは一切通用せず、変にフラットな組織であった為、私が全ての責任をかぶることになった。

 

諏訪はブラック企業に入社してから数年白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)に直接関わることはなかった。皮肉なことに諏訪は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下におかれていなかったからこそ、営業としての成績を残すことが出来ていたといえる。これはブラック企業の社畜社員である諏訪本人もそう言っていたし、もし白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の下で働いていたら今の成績を残せなかったかも知れない・・・と言っていた。・・・といっても諏訪の営業スタイルは、もう一人のクラッシャー上司パワハラおじさんから継承した物だったのだが・・・(ちなみに以前も書いたが、諏訪の営業力は営業力ではなく、単なる対応力だった)

 

とにかく、今回の異動により私はさらにブラック企業に振り回されることになる。

 

つづきはこちらから【ブラック企業体験談】白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の部に異動になるまでは、私だけフリーアドレス製を強いられていた