【ブラック企業体験談】唐突に解体される営業三部。それにより白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下に置かれることになった私

それは唐突に訪れた。それが起こったのは私が諏訪のクライアントの引き継ぎをしている最中だった。突然私が所属していた営業三部が消滅したのだ。

 

以前も話したように私はブラック企業に入社した当初、松堀率いる営業三部に配属された。もちろん私の上司である諏訪も営業三部であり、営業三部が消滅するまで、あくまで営業三部として活動していた。

 

だから白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の存在は知っていたが、営業三部の部長はあくまで松堀であり白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)と直接関わる機会は週に一度開かれる営業会議、それに月に数回行われる社内イベントなどある特定の時期に限られていた。

 

では営業三部が消滅したことによってどのような弊害が私の身に起きることになったのか。

 

私と諏訪は営業三部が消滅したことにより、突然営業一部へと異動することになった。実はこれが一番の大きな変化なのだが、営業一部は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)が部長として君臨する部署だった。

 

だからこれで事実上、私と諏訪は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下に置かれることになった。

 

では営業一部に異動したことによりどのような変化が訪れることになったのか。一番の変化は監視が厳しくなったということだ。非常に矛盾していることなのだが、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は非常に繊細な性格でもあり、周囲の言動や態度などの変化に対して非常に敏感であった。また、うわさ話や社員をいじるためのネタを探すのが好きなくせに、周りに噂話などをされることに対して異常なる嫌悪感を示しており、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は常に周囲にアンテナを張り巡らせていた。

 

その包囲網をくぐり抜けるのは非常に難解で、社外の関係者、例えばクライアントはもちろん取引先メーカーなどに対しても非常に強固なパイプを築いており、白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)に対しては、何もかもが筒抜けの包囲体勢を築いていた。

 

具体的に書くと特定される恐れがあるのでここでは具体的な事例を言うことが出来ないが、例えば、私が諏訪に指示を受け、関係者に電話連絡をしある物品を調達した。私は諏訪の指示を受け、諏訪の意向によりそれらを隠密に行なった。

 

しかし、何故か、私が行なったその一連の行為を白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)は全て知っていた。それもその日のうちに私に連絡が入ってきており、これはどういうことだと厳しく私を咎めた。

 

私は諏訪からの指示だということを再三繰り返したのだが、それを行なったのは私であり、全ては私の責任であるとされた。つまり私は諏訪から意図の不明確な、よくわからない指示を受け、それに従い、実行したのだが、諏訪は何のお咎めもなし。全ての責任は私にあるとされた。(指示を受けた際、指示の内容を理解しようと質問しようにも、そんな機会と時間は用意されていなかった。時間が限られており、即対応が求められていたため、私は諏訪からの指示に従った)

 

普通はこの場合指示を出したのは諏訪であるのだから諏訪の責任になるはずであり、それは私の直属の上司が諏訪であることからも明らかであるように、一般的には上司が責任を負うものだと思う。しかし私が転職したブラック企業ではそれらは一切通用せず、変にフラットな組織であった為、私が全ての責任をかぶることになった。

 

諏訪はブラック企業に入社してから数年白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)に直接関わることはなかった。皮肉なことに諏訪は白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の支配下におかれていなかったからこそ、営業としての成績を残すことが出来ていたといえる。これはブラック企業の社畜社員である諏訪本人もそう言っていたし、もし白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の下で働いていたら今の成績を残せなかったかも知れない・・・と言っていた。・・・といっても諏訪の営業スタイルは、もう一人のクラッシャー上司パワハラおじさんから継承した物だったのだが・・・(ちなみに以前も書いたが、諏訪の営業力は営業力ではなく、単なる対応力だった)

 

とにかく、今回の異動により私はさらにブラック企業に振り回されることになる。

 

つづきはこちらから【ブラック企業体験談】白髪のクラッシャー上司スネーク(へび)の部に異動になるまでは、私だけフリーアドレス製を強いられていた

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