【ブラック企業体験談】私が転職したブラック企業の1日のスケジュール 午前中編

私が転職したブラック企業の基本的な一日のスケジュールはこうだ。

 

まず朝5時に起きる。そしてきちんと注文されているか、またきちんと出荷手配がかかり、トラックに積み込まれているのかを会社から支給されたノートパソコンで確認する。きちんと手配がかかっていればそのままで良いが、もしきちんと手配がかかっていなければ関係者に連絡をとり、手配をかけるか、またはいつ頃になれば納品できるのかを確認しなければならない。ちなみにこの作業は1年365日、土日祝日関係なく続けなくてはならない。

 

それが終わると、朝、会社に出勤する前の電車の中で、またノートパソコンを開き、メールのチェックをしなければならない。同時にスマフォの方でFacebookにログインし、会社のフェイスブックページで最新の情報を確認する。社内の人間から自分宛に送られてきているメッセージについてはこの時点で返信しなければならない。

 

さらに、同時進行で深夜から続く社員から送られてくる日報に目を通し、クラッシャー上司である部長からの返信に対しては応えなくてはならない。朝の出勤前のこの時点でクラッシャー上司である部長から激される人間もおり、そのメッセージを見ている社員も朝からなえ、憂鬱な気分での出勤となる。

 

ちなみにWi-Fiに接続し、会社のパソコンをリモート操作するのだが、その接続に5分ほどかかる。ノートパソコンを閉じたりして、電波の繋がらないエリアに入り接続が遮断されると、またこの操作が必要となるので非常に面倒くさい。

 

会社に出勤すると、また漏れがないか確認する作業に入る。クライアントからの注文の朝の絞め時間は5時となっている為、それ以降に注文が入ったものをチェックし、手配をかける。一応ルール上ではam5時以降の注文については、即日対応ではなく、翌営業日扱いとなっているのだが、誰もそのルールを守らず、全てを即日対応としている。

 

朝九時になると、以前書き記したようなブラック朝礼がはじまり、一日のスケジュールの読み上げや、会社からの連絡事項、社員を洗脳する為の朗読、本日休みの社員の発表、必要のない会社のビジョンの共有やブラック企業理念の唱和などが合計して30分ほどおこなわれる。

 

その後は掃除に入る。社用車の掃除や、トイレ、オフィスなどの掃除を行う。

 

それが終わると、朝10時までに緊急出荷対応の依頼や、仕入れ担当との、入荷交渉、商品の状況確認、そして日によってはここに会議が組み込まれる。10時を過ぎるとクライアントからバンバン連絡が入ってくる。クレームやら、要求やら様々な案件をこなしつつ、メールの返信や、提案資料の作成、見積もりの作成、進捗状況の確認、各クライアント(数百社)の注文状況や売上の確認(前月比、前年度比含む)、報告や相談、仕入れ先交渉、在庫の確認、クライアントへの在庫切れの連絡、次回入荷予定の話、商談などなどをこなす。

 

息つく暇もなく、それらは怒濤のように押し寄せ、あっというまに午前中は終わり、お昼を食べる事なく、作業に明け暮れる。午後になると遅くとも14時頃まで内勤を片付け、ご飯を食べる事なく社用車に乗り込み外回りに出かける事になる。

 

つづきはこちらから【ブラック企業体験談】私が転職したブラック企業の1日のスケジュール 午後から深夜編

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