ぼくが今、生かされているのは松屋のおかげという話。

海都です。

 

 

ぼくが最強に貧乏時代は、

仲間内ではちょっとだけ有名な話なのですが

紅ショウガで生活をしのいでいたことがあります。

 

 

あれは20歳の時だったかな。

 

 

紅ショウガときいてなんで紅ショウガなのだろうかと

疑問に思うことがある人もいるかもしれませんが、ほら

紅ショウガを無料で配っているところあるじゃないですか。

 

 

そう松屋です。

 

 

松屋って言っても百貨店の松屋でもなければ、

旅館の松やでもありません。

 

 

牛丼屋の松屋です。

 

 

最強にお金がなかった頃、ぼくは空腹になると

必ず松屋に出かけていきました。

 

 

そう、そこではなんと、紅ショウガを無料で

配っていたからです。

 

ぼくは紅ショウガが置いてある場所のことを

密かに紅スポットとよんでいるのですが

入店すると、まっさきに紅スポットに向かい

ささっと数束くすねて退店します。

 

 

店が忙しいときなんかは気づかれようがないし

気づかれてもスルー。

 

 

本当とり放題ですよ。

 

 

そしてお店の外に紅ショウガをもっていっては

我を忘れたかのようにむさぼり尽くしていました。

 

 

あれ結構美味しいんですよ。

空腹時に食べると。

 

 

ほどよい酸味と、しょっぱさが妙に切なく

まるで自分が流しいてる涙の味のようでした。

 

 

ほどよく着色されたあの赤みも素晴らしいですしね。

おかげさまで、今なら紅で一冊本がかけるくらいです。

 

 

もちろんいつも同じ松屋にいっちゃうと

目を付けられちゃうので日替わりでローテーションして

いろんな松屋をまわっていました。

 

 

今でも紅ショウガをみるとその時の味をしっかりと

思い出します。

 

 

そしてぼくが今ここに生きているのは真面目な話

牛丼の松屋が紅ショウガを無料で配ってくれていたからだと

感謝しています。

 

 

・・・

 

 

え?別に松屋は紅ショウガを無料で配っていないって?

「え・・・そうなんですか!!」

 

 

という冗談はおいておいて、でも本当に紅ショウガ巡り

していました。

 

 

ぼくは昔、松屋でアルバイトをしていたこともあり、

それが縁で紅ショウガと出逢いました。

 

 

「こ・・・これ・・・紅食べ放題やんか!」

 

 

と、当時の海都クンは密かに考えていて、いつか

食べることに困ったら松屋にきて紅ショウガをあさろう・・・

 

 

そう考えていた数年後にそれですからね。

本当に人生わからないものです。

 

 

なんだかよくわからないことを言ってしまいましたが

なんだかふいにあの時のことが頭をよぎったので文章に

させていただきました。

 

 

海都