【ブラック企業体験談】私が転職したブラック企業ではワンクリックで済むFacebookの会社グループに入れてもらうだけなのに3日もかかった。

私は言われるがままに、Facebook(フェイスブック)にアカウントの登録をし、私が転職したブラック企業の人事担当者である村田に友達申請をした。どうやら今後主に社内の情報共有などでFacebook(フェイスブック)を使うことになるらしい。現に、私が転職したブラック企業では業務連絡をおこなうのは全てフェイスブック上でしていた。

 

報告、連絡、相談などもFacebook(フェイスブック)上の会社グループでおこなう。一応はグループであるから、社外の人間にはみられることはない。だが、Facebook(フェイスブック)はセキュリティの甘さでは有名だ。ひとたび何か問題が起これば即情報漏洩に繋がる脆さを合わせもっている。

 

そしてその会社グループには、どうやら村田に友達申請をすることで、仲間に加えてもらうことができるようだった。ようだった・・・というのは詳しい説明は何も受けていなかったからだ。ただFacebook(フェイスブック)に登録をし、村田に友達申請をするということ以外何も説明されておらず、私とKは何が何だかよくわからずにただ言われた通りにそれをおこなった。

 

そう、私とKの最初の仕事はFacebook(フェイスブック)のアカウントを取得すること。そしてそのアカウントを使い、村田に友達申請をし、Facebook(フェイスブック)の会社グループに入れてもらうことだった。

 

しかし、いくら待てども返信が来ない。一時間、二時間は待っただろうか。いっこうに申請がおりる気配はない。

 

心配になった私とKは村田に内線で連絡をした。すると村田は「ああ、ごめん、ごめん。すぐに許可するから」となげやりな口調でいった。

私とKはそれからまた申請が降りるのを待ち続けた。しかし、なかなか許可が下りない。許可がおりないから会社の業務連絡などをみることもできない。

 

私とKはしびれを切らし、再度村田に連絡をした。「あれ?許可出していないっけ?ごめんごめん、すぐに許可するよ」

 

そうはいうものの、やはりなかなか許可がおりない。私とKはもう半分諦めムード。何もわからぬまま、何をするでもなく時間だけが過ぎていった。

 

結局、Facebook(フェイスブック)の申請許可がおりたのはそれから3日後のことだった。

 

私とKは、あんなのただFacebook(フェイスブック)からワンクリックするだけでいいだけなのになんでこんなに時間がかかるのだろう・・・と、不満をこぼしたものの、おそらく忙しいのだから仕方がない・・・と、へんに自分たちを納得させていた。

 

しかし、こんなのはまだまだ序の口だった。本当にブラック企業の恐ろしさを知ることになるのはこれからだったのだ。

 

 

つづきはこちらから【ブラック企業体験談】入社2日目、出勤すると私のデスクは消えていた。

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